サンクコストの考え方~ちょっとしたクイズをします~
サンクコスト
こんばんは。テンです。
皆さんサンクコストって知ってますか?
僕はサンクコストについて大学の講義で学びました。
サンクは沈む、コストは費用と訳します。
つまりサンクコストとは沈んでしまってもう取り戻せない費用のことを指します。
埋没費用ということもあります。
キャベツを何円なら売る?
例え話をします。
皆さんは野菜農家でキャベツを200円で作りました。
皆さんなら何円以上で売れれば売ろうと考えますか?(送料は考えないとします)
- 201円
- 100円
- 1円
- 0円
さて、皆さんはどれと考えましたか?
201円か100円が多いかなぁと思います。
僕は201円と最初は考えました。
なぜなら200円で作ったんだから200円以下で売るなんて損するからです。
しかしこの時点でサンクコストの罠にハマってるんですね。
野菜は売らないと腐ります。
なので1円でも売れれば売った方が得をします。
売らなければ1円ももらえません。
かかった費用は201円で売ったとしても1円で売ったとしても帰ってきません。
だから無視しないといけないんです。
なので答えは1円です。
費用を考えるのはまだその費用が発生していない時です。
まだキャベツを作っていない状態で費用が200円かかると分かっているときは、201円以上で売れると思った時以外は作ってはいけません。
人はかかった費用を取り返そうとする生き物です。
映画の続きを見る?
もう一つ例を示しましょうか。
DVDを1週間500円で借りたとしましょう(ちょっと高いですが)。
2時間映画です。
あなたは1時間見て残りが絶対に面白くないことを確信しました。
あなたはそれでも最後まで見ますか?
それとも途中で見るのをやめますか?
この問題でもサンクコストを考慮してしまうと500円がもったいなくて最後まで見てしまう人もいるかもしれませんね。
でももう500円は戻ってこないのだから途中で見るのをやめて、他のことに1時間使うことが正解、ということになります。
日常に生かそう!
日常ではどうしてももったいないという感情が芽生えてしまうものです。
しかしこのサンクコストの話を参考にしていただいてぜひ有意義な選択をしてもらえたらな、と思います^^
読んでいただいてありがとうございました^^