てんてこ舞いBlog

大学生です。メインコンセプトは「役に立つ」と「思想と知識のアウトプット」

バイクとの衝突事故〜示談交渉の流れって知ってますか?〜

事故ってお金をもらえるとか言うけど…

交通事故のイメージ図

こんばんは。テンです。

 

前回の記事とで分割してしまってすみません。

長い文章は見るのがしんどいかなと思いまして。

 

前回の記事です。

 

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病院で軽く湿布だけ貼ってもらって交通事故現場で事情聴取を受けた。という話はしましたね。

その続きです。

 

診断書は後日取りに行き、警察に提出しました。

もうここで警察とのやり取りはおしまいになります。

 

言うの忘れてたんですが、そのバイクの人はある食堂チェーンのデリバリーの社員で、勤務中に事故を起こしたとのことで会社が示談金を払うといってきました。

 

まず前提として僕も示談についてはよく分からなかったんですが、会社側もよく分かっていなかったというのを覚えててください。

 

目次

 

示談交渉

 

後日、食堂から電話がかかってきて、示談という話になりました。

 

まず示談金には、

  • 欠勤補償金(事故のせいで会社やアルバイトを休まないといけなく、働いていたらもらえたであろう給与)
  • 物損補償金(服や物が事故によって破損した場合に直すためにかかるお金)
  • 治療費(事故による治療や通院にかかる通院費など)
  • 慰謝料(事故による心の苦痛に対するお金)

などがあります。

 

これらをまとめて示談金と呼びます。(正式名称は違う場合がありますが内容はあってると思います)

 

今回はこの中のうち4つすべてが出てきます。

 

食堂との電話で慰謝料はいくらが希望ですか?と聞いてきたので、

まず

日曜日にアルバイトを休んだ分の給与

自転車の修理代

治療費

慰謝料(相場が分からないので3万円と言いました)

の合計を欲しいと頼みました。

 

で、向こうは上に相談しますとのこと。

 

 保険屋登場

 

僕はずっと保険屋さんは出てこないのかな?という疑問はありました。

 

じゃあ案の定食堂から電話がかかってきて、

「欠勤補償金、自転車の修理代、慰謝料はうち(食堂)がだすので治療費は保険屋さんとやり取りをお願いします。」

のような内容のことを伝えられました。

 

僕は無知だったのでこういうこともあるのかと了承しました。

そして後日保険屋から電話がかかってきて、僕は2人と交渉することに…。

めんどくさかった。

 

食堂との示談成立!かと思いきや…

 

食堂側は僕の要求を全部飲んでくれました。

そして正式な文書を持ってきてそれぞれが署名し、

これのコピーを上に提出してまた来ます。との事で次に会う時が示談成立の時…。と思いきや。

 

保険屋さんと治療費の話をしている時です。

「事故によって物損や仕事を休んだりはしていませんか?慰謝料ももちろん出させてもらうつもりです。」の一言が。

 

「え?治療費以外は食堂と個別で示談したらいいんじゃないんですか?」

 

「いえ、私(保険屋)は加害者の代理人のような形になりますのですべて私どもが補償させていただきます。」

 

とのこと。加えて加害者とは個別でやり取りはしないように。とのことでした。

 

はー?色々めんどくせー

 

それから食堂にちゃんと保険屋さんと話をしてないんですか?と聞いたら、「ちょっと聞いてみます」と言われ…

 

折り返しの電話では

「すみません、勘違いしてました〜、これからは保険屋さんと話してね!バーイ!」

誇張は入ってますが内容はこんな感じ。

 

そこからは本当に食堂とは関わってません。

 

いやいや、時間返せや!こっちは2人と何回も電話でやり取りしてめっちゃしんどかったわ!

って感情でしたね。うん。

 

結局、保険屋さんがすべて補償するということ

 

皆さん覚えててください。

向こうがバイクや自動車ならほとんどの場合保険に入っていることでしょう。

 

その場合はみんなが勘違いしやすいような個人間の示談は発生しないことが多いです。

 

僕は示談といえば個人でやるものなのかなと思ってました。

勉強不足でした。

 

そして、保険屋とやり取りして

  • アルバイト給与
  • 自転車補償(破損部分の写真を送った)
  • 治療費、通院費
  • 慰謝料

をもらいました。

 

ややこしかったのは慰謝料です。

 

慰謝料の決まり方

 

皆さん慰謝料の決まり方ってしってますか?

どれぐらい怖かったか?痛さ?

 

違います。そんな指標は主観的で、客観的な尺度が必要です。

 同じ事故でもその人によって感覚は違います。

 

なので保険屋が定めている慰謝料の決まり方は「通院日数」です。

 

通院日数は個人差が少ないという考え方のもとで成り立ってます。

 まぁ妥当な考え方だと思います。

 

皆さん前回の記事覚えてますか?

 

僕は小指を痛めたのですが、大したことないと思って救急車に運ばれた日以外病院に行かなかったんです。

 

ですが、痛みはどんどん増して痺れたような感覚が一か月続きました。

 

しかし、通院日数は1日だったので払われた慰謝料は8400円です。

 

保険屋さんいわく通院日数×8400円が相場だそうです。

 

僕はもう少しちゃんと病院に行ったら良かったと思いました。

 

慰謝料がたくさん欲しいなら

 

心の苦痛相応の慰謝料がしっかりと欲しいならまず通院することです。

 

通院しないとお金は払ってもらえません。

 

ここで接骨院はどうなの?という疑問が出るかと思います。

 

接骨院は原則認められていません。

 

保険屋さんも手軽に病院に通われると困るのです。

 

しかし外科などの病院の先生から接骨院で治療してもOKという内容の文書を書いてもらえば許可される可能性があるそうです。

 

接骨院で治療したい人はまず病院の先生に相談してみましょう。

 

ちなみに過失割合についてなんですが、警察が決めるのではなく保険屋さんが決めることになります。

僕の場合は1:9でした。

 

バイク対人のケースでは1:9か2:8が多いそうです。

 

以上、ちょっと長ったらしかったですが僕の事故経験談でした。

 

交通事故は知識があるのとないのとでは交渉のスムーズさが全然違うと思います。

保険屋は結構強気に出てくるので気をつけてください。

 

急ぎすぎは事故の元ですよ。

 

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ありがとうございました^^